2009年2月13日 (金)

最初にブレーキダクトもね

サーキットを走るには

まずは足とオイルクーラー、車種によってはデフクーラーってとこでしょうか?
あとサーキット走行用のブレーキパッド

ブレーキ屋としてはここにブレーキダクトも追加してほしいところ

市販車でブレーキダクト無しでサーキットを走ると、ブレーキキャリパーは250℃近くになるのが普通です
でも、キャリパーは200℃以下に保つのが大事

200℃以上で連続使用するとキャリパーが開きやすくなりますし、オイルシールも急激に劣化します
あと、塗装も焼けて変色しちゃいますよ

でも、ダクトホースをバンパーの開口部に引いただけのダクトじゃもったいない
ダクトを流れる空気の量はホースの太さ分だけなので、空気量が足らないし流速も走行風と変わりません

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正しいダクトはスーパーGTのマシンを見れば一目瞭然
ファンネルを設けて空気を集め、先を細くしてそこにホースを接続
これで流速を上げて、キャリパーに勢いよく空気を吹き付けてやることでブレーキを冷やします

火起こしをするのに使う「火吹き竹」を知ってますか?
竹筒の片側に節を残して小さな穴を開けて反対側から吹くと、小さな穴から勢いよく風が吹き出して、離れた所から風を送ることが出来るものです
原理はこれといっしょですね

ダクトの場所も重要
正圧が強くかかっている場所に設置しないと空気が入りません
正圧が強くかかる場所はというと

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空気をかき分けている車体の先端です
つまりナンバープレートが付いているあたりが一等地ですね

ただし一等地はラジエターやオイルクーラーの指定席ですから、ダクトホースの取り回しも考えるとブレーキダクトはもう少し外側でないと無理ですね

車両の外側に近づくと横向きの空気の流れによって空気量が減るので、スーパーGTのマシンも各車同じような位置になっています 

ダクトを設置する際は足回りやドライブシャフトに干渉しないように注意してくださいね

2009年2月12日 (木)

正しいブレーキダスト

カーボンメタリックブレーキパッドのブレーキダストってどのくらい?

「レース」を使用した時のホイールはこんな感じになります

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これはZ33のフロント
スポーツ走行で30分枠を3本走行後です
カーボンの細かいパウダーがリムの角に溜まってますね

これは粉末が載っているだけですから、ホースで水をかけて、ブラシでこすれば簡単に落ちます
レーシングチームでは水を使わず、乾いたウェスでふき取ることが多いです

ただし掃除しないで汚れを放置すると、そのうちメタル分が錆びてきて、さらにそのまま走行して熱が加わると・・・ホイールにダストが焼き付いてなかなか取れなくなります
掃除には10分かかりませんから、当日中に洗いましょう

また、当たり付けを失敗した場合のブレーキダストはローターがパッドに削られてできた金属粉とパッドの混合物になりますから、ダストの粒が大きくなります。
ダストに金属分が多く、非常にホイールに焼き付きやすいですから即刻ホイールを掃除してください

ダストが焼き付いてしまった場合には、パープルマジックのような化学反応系のホイール洗浄剤でダストを浮かして、ブラシやへらで削ぎ取ってやるしかありません
洗浄剤はホイール一本あたり1リットルくらい使う覚悟で

大事なマシンですから

当日中に掃除しましょうね

2009年2月 8日 (日)

REVの取材に行ってきました

昨日はREVスピード取材のサポートでFSWへ

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Z33前期、Z33HR、Z34のパフォーマンスを比較してみようという、元Zマガジン山田編集長一押しのクラブレーサー企画です

Z34はアミューズのデモカー、Z34HRは山田(元)編集長の愛車、Z33前期はZマスターレースで山田(元)編集長と好敵手のまつ黒Z
これをオーナーと喋って書けるレーシングドライバー大井選手が乗り比べました

なんでこの企画に私が呼ばれたかというと、

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3月号に載っている996GT3との対決企画でリアのハブベアリングが壊れた影響で左リアのキャリパーを損傷してしまった山田(元)編集長は、意図があってV36スカイラインクーペの純正流用ブレーキからノーマルのブレンボキャリパーに戻す決意をしました

そこでFSWのスポーツ走行枠30分をほとんどクーリングラップなしで走るZに取り付かれた不良オヤジの間では、その性能と経済性(笑)で定番になっているカーボンメタリックブレーキパッドに御指名があったわけです

併せて山田(元)編集長の1年越しの要望に応えて純正サイズの3Dレーシングローターも装着して、耐久テストのレポートもお願いしました
でも、使い切るまで耐久テストをしたら相当時間がかかると思いますよ・・・

そして3枠を走行した後の状態がこんな感じ

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フロントのキャリパー温度は約150℃、ローター温度は約480℃で安定していました
ローター表面も均一に当たりが付いていて良い状態で、もちろんクラックは無し
キャリパーも200℃を下回る適正温度に保たれていますから、全く変色していませんね

でもPFCのローターとパッドを付ければどの車もこうなるわけではありません
効率的なブレーキダクトと4輪で止めるサスペンションセットアップが不可欠です

山田(元)編集長は、前回のブレーキ企画でダメなダクトの見本になってしまったホースがバンパーの開口部に出ているだけのダクトから、適切な位置にファンネルを伴って設置されたダクトに仕様変更しました

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サスペンションセットアップを煮詰めて、ノーマルのフロントに偏ったブレーキバランスから、前後のブレーキ温度差が少ない、4輪のタイヤが均等に仕事をするセットになっています

ブレーキは単品で仕事をしているわけではありません
サスペンションやクーリングまで含めたシステムでみなければ、良い結果は得られませんよ

セットアップの方向性ややり方がわからないならば、出来る人にエンジニアとして見てもらいましょう
付加作業によって変わりますが、ダンパーセット等の軽作業のみならば4万+交通費程度が相場のようです
せっかく付けた高性能な調整式のパーツもセットアップしないなら無駄です

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今回の取材の内容は4月号のREVスピードに載ります
おまけのDVDにもなるそうなのでお楽しみに

年末恒例のREVの筑波タイムアタック企画も連続で20分走行して合計タイムを競うような企画だったらおもしろいだろうなと思った1日でした
FSWだったら出来るんじゃないかな?

2009年1月26日 (月)

フォレスターをモディファイ

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PFCのサーキットサービスを支えるサービスカーのフォレスターは月走4000キロ

テストの掛け持ちで朝一でツインリンクモテギに入って、夕方には次の日のテストに備えて富士スピードウェイに移動なんてこともざら

かなりハードに働きます

しかし、このフォレスターSH5はターボのパワーは申し分ないのですが、ブレーキはレガシィのNA用なので少々不足気味なのです

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そんなわけでボスから改善命令発動

「ブレーキ屋の車なんだから、もうちょっとブレーキが効く様にして」

「あと、せっかくホイールが17インチなのにローターが小さくて、これなら16インチのほうが隙間が小さいから見た目がいいよ」

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うーんパッド交換だけじゃ見た目は変わらないから・・・ローターとキャリパーをレガシィのターボ用にしてしまいましょう

ついでにもちろん3Dレーシングローターに変更です

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レガシィのフロントキャリパーはヤフオク等での出品も多いので比較的手に入りやすいですし、ボルトオンで装着できます

ピストンサイズが同じなので、ストロークがでてしまうことがありませんし、バックプレートの加工も要りませんSimg_1452

この通り、純正ホイール装着OK

キャリパーとスポークのクリアランスも7mmくらいあります

見た目がぐっと締まりました これでボスもOKさ

インプレッションは明日

協力:ピットイン千葉

2009年1月24日 (土)

パッドのあたり付け

初めてPFCカーボンメタリックパッドを使用するときは、モチロン皆さん当たり付けを行ってますよね?

でも2セット目はローターにカーボン皮膜が載っているから当たり付けは要らない?

そんなことはありません  当たり付けは毎回必要です。

使用済のローターは当然減ってますから当たり面は平面ではないですよね?

そこに新品のパッドを合わせるとローターの一番減っていない部分としか当たりません。

これを全面とも均等にパッドがローターに当たるように「当たり付け」が必要なわけです

当たり付けやらないで全開走行すると、ローターに局地的に熱が入って

・・・下手するとローター終わりますよ

2009年1月23日 (金)

突然ですがブログ引越ししました

サーバーを引越ししたら、いきなりブログが消えてしまいました・・・

そんなわけでまたイチからやり直しです

せっかくFSW7h耐久の記事をアップしたのに・・・

気を取り直して今シーズンはいろいろやりますよ

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