« 2011年8月 | トップページ | 2011年10月 »

2011年9月

2011年9月 2日 (金)

鉄粉除去剤の威力

とあるショップで見せられた1枚の使用済みのディスクがきっかけでした

Img_4323_4 Img_4325_2

スリットも完全に消えてしまい、一見するとこのディスク、最後まできれいに使いきりましたって感じなんですが

実はまだパッド1セット目の半分ほどしか使ってないんです・・・

Img_4324

元の32mm厚から4mm近く磨耗しているんですが、よく見るとヒートクラックが全く無い

でも特に表側のカーボン被膜は殆ど形成されていなくて、光沢も皆無です

表面はザラザラしていますが、「喰われた」という感じはありません

品質の悪いナマクラディスクではディスクがパッドに負けて喰われることもありますが、PFCのディスクではありえません

パッドもダストでセンターのスリットが埋まってしまうほどで、大量のブレーキダストが出ていたとのこと

『鉄粉除去剤の影響じゃないかと思う』

そのお客さん、ホイールをキレイにするのにまめに鉄粉除去剤(パープルマジックのような)を使われていたそうです

『ホイールが車体に装着された状態で清掃していたそうなので、ブレーキにも鉄粉除去剤が飛んでいたはず。それ以外に他のお客さんとの使い方の違いは見当たらない』

そこで実験してみることにしました

準備したのは

・新品のディスク(F3用)

Img_4293

・R32GT-Rで使用したバツグンの被膜が形成されたローター

Img_4295

・新品のブレーキパッド(FN06用 06材)

Img_4294

そして近所のオートウェーブで購入してきたパープルマジック 599円(税込)

Img_4297

これをシュシュっとかけると

Img_4298 Img_4299

鉄なんで当たり前ですが激しく反応しました(パッドの写真撮り忘れましたけど、同じ感じです)

ほんの数分でばっちり被膜が載っていたR32GT-Rのローターも錆びてきてます

Img_4296

で、説明書の通りに2,3分してから水で洗い流しました

ディスクやキャリパーにはかけてはいけないって書いてありますけど

で、完成したものがこちらになります

Img_4306_2

左がパープルマジック使用後、右が使用前です

あれだけバッチリ載っていたカーボン被膜が見事に落ちて、全く光沢がありません

Img_4314 Img_4313

そして新品ローターは

Img_4309

錆や化学変化で斑状態・・・

特に段差や凹みなどは出来ていないのですが、表面はザラザラして、PFCローター本来の滑らかな面はありません

そしてパッドは

Img_4316 Img_4320

これはちょっと伝わりにくいかも

上が新品で、下がパープルマジック後です

パッドに含まれるメタル分が失われて、表面のキラキラした感じが無くなりました

ホイールに刺さった鉄粉を溶かす液剤ですから、鉄で出来たディスクもパッドのメタル分も溶かしてしまうんですね

おそらく今回は、ローター当たり付の際に多く出るブレーキダストを鉄粉除去剤で落としたことで被膜が除去され、同時にローターとパッドの表面が溶けて荒れることでさらに被膜がつきにくくなり、さらに多くのブレーキダストが出て・・・・以下繰り返しとなったものと思われます

いつまでも保護膜であるカーボン被膜ができないので、ローターが異常摩耗してしまったようです

鉄粉除去剤の説明書にはローター・キャリパー・ホイールナットにはかけるなと書いてありますが、SSRのMK-Ⅰならともかく、ホイールを外して作業しないと確実にディスクなどにも液剤がかかります

鉄粉除去剤を使うときはホイールを車体から外して作業する

この徹底が必要ですね

ちなみに鉄粉除去剤を10円玉に吹いてみたら

Img_4315

3秒くらいでサンポールをかけた時のようにきれいに!!

でも、このあと乾かしたら全く光沢がなくなってしまい、オモチャの硬貨みたいになりました

中性なのにこんなに化学反応するってどんな成分なんでしょうね

だれか教えて下さい

« 2011年8月 | トップページ | 2011年10月 »